10.10.12

珈琲

どうも、ごきげんいかが? ボンクラです。



本を読んだ。





「すべては一杯のコーヒーから」 著:松田公太

著者の経歴について紹介すると、1968年12月3日、宮城県生まれ、東京育ち。’73年から父親の転勤アフリカセネガル国、’79年から米国マサチューセッツ州で過ごす。’86年帰国し、筑波大学国際関係学類に入学。’90年三和銀行入行。’96年企業を志し退行。’97年タリーズ1号店を銀座にオープン。’98年タリーズコーヒージャパンを設立し、代表取締役に就任。

つまり、現コーヒーチェーン「タリーズ」社長である。



この本は、この社長が銀行員時代にアメリカに行ったときに出会った1杯のスペシャルティコーヒーを飲んで衝撃を受けたことからはじまる。

タリーズ自体シアトルで誕生し、トム・オキーフという人物が経営者であった。当時、シアトルでは有名なチェーン店であっても、日本では無名。むしろ1杯160円代のコーヒーが価値観として全体的に広まっていた日本では高級な豆を使用した300円以上するコーヒーが受け入れられる保証はなかった。

社長は「日本で最初にスペシャルティコーヒー店を出すんだ!」という信念のもとに銀行時代の営業経験を活かし、その行動力で道を開いていく。

もともと社長は、コーヒーが特別好きなわけではなかった、むしろ紅茶のほうが愛飲していたと本の冒頭に書かれている。しかも業界にいた人間では全くない。コーヒー事情に詳しいわけでもなかったのである。経営者としての実績もない。


ましては大手資本がバックボーンにあるわけでもない。

一個人の計画と情熱と行動力で活路を開いていく。

そして経営者トム・オキーフに会うまでに至る。

オキーフが日本の大手企業と出店に向けて、パートナーと交渉するために東京に来ていることを知る。


           そこでのやりとり ↓    ↓    ↓


オキーフ「さらにその会社は日本に持っているスーパーの一角にタリーズを出店させてくれるらしい・・・・そうなれば、一気に日本での展開も可能となる・・・・・・・」

社長「それは間違いです!」

オキーフ「それはどういうことだろう?」

 
大手流通系だとしたら、銀座や青山といった一等地に店舗は構えないはずだ。となると、タリーズの一号店はそれ以外の場所につくられてしまい、一流ブランドとしてのイメージが確立できない。

アメリカならば、スーパーと提携して一気に展開するのも一案かもしれない。しかし、日本の状況は違う。

日本で人気を呼んでいる格安コーヒーショップに対抗するためには「タリーズ」のブランドビルディングから始めるべきだ。たとえ最高級のコーヒー豆をつかっていても、ブランドイメージが伴っていなければ日本での成功は有り得ない。スペシャルティコーヒーとは、格安コーヒーにはない「付加価値」を売るビジネスなのである。そのためには、一号店出店場所にもこだわらなければ・・・・・。

社長はこだわりを魅せる。

オキーフ「では君ならば、どこに第一号店をつくるというんだ」

社長「銀座です」

社長は言い切る。

社長「方法さえ間違えなければ、日本でもスペシャルティコーヒーはなくてはならないものになると思います。例えば、二十年前、日本で家族が食事にいくとすれば、デパートにあるレストランが最も好まれました。

そこには、すし、ラーメン、カレー、ピザなど、和食から洋食まで何でも揃っていたからです。当時は、そうした品揃えの豊富さを人々が求めていた。しかし今では、すしとラーメンが一緒に食べられる店が人気があるとは言えません。

なぜなら、経済の発展とともにの日本人の消費感覚が洗練されてきて、専門性の高いものを求めるようになってきたからです。こうした本物志向は、食に限らず衣服などの分野でも起きています。

 また、同時に消費の二極化も進んでいる。バブルが崩壊して、日本人の消費は一時的には安い方向へと流れましたが、一方では本物を求める人たちが確実に増えてきました。言い換えれば、ある商品は自分の中では重要ではないから安いものを買う。しかし、別の商品は自分にとって大切だから高くてもいいものを買う、といった具合に、単なる価格重視の時代から価値重視の時代なりつつあるということです。

 やがてコーヒー業界でも、同じことが起きるのは間違いありません。現在、格安コーヒーショップが人気になっていますが、一方では本当においしいコーヒーが飲みたいという人たちも必ずいる。わずか百円ちょっとの差で最高のコーヒーが飲めるとなれば、多くの人がタリーズを買い求めるはずです。

 
 しかし、あくまで方法論を間違ってはなりません。誤った場所に一号店を出し、ブランドビルディングを軽視してしまえば、自分からアリ地獄に落ちてしまうようなものですから」・・・・・・・・・




社長は父の仕事関係で幼少期にはアフリカに、思春期にはアメリカで暮らしている。

その時の差別異文化に対しての許容性、ヒエラルキーの中での人間性など、一般的ではない経験をしている。

そこから生じた疑問ジレンマなどは社会において周りに理解されないこともあったと思う。

そのような豊かな経験から広い視野で多角的に物事を観て、判断することができるのではないかと思う。

この本を読んでいて、社長の行動は実に男らしいし気持ちがいい。

ごちゃごちゃ考え、人を値踏みするようなことがまるでない。損得で動いたりはしない。そこには良いものは良いと疑わないすっきりさと、周りの人間の同調圧力に巻かれはしない信念がある。

「後先考えずに行動するなんてバカじゃん!?」

バカではないと思う。

逆に、本当に頭が良いのであればわかるのではないだろうか?

やりたいことを自分の力勇気をだして行動して経験しないことが、一番何の身にもならないということが・・。


 
読み進めていくと社長に様々な壁が待ち受ける。

権利、契約、役所、法律、母と弟の死・・・・・










さらに    に先を越されるなど・・・・。



それを全てプラスの考えにとり、乗り越え、失敗を経験として次に活かしていく。
 

病院という閉鎖的な空間に憩いの場としてコーヒーチェーンを出店したのはタリーズが最初だそうだ。

この試みなどは社長の経験なくしては生まれなかった発想ではないかと思う。






 このボンクラもコーヒーが好きである。

むしろコーヒーをのんで語り合うのが好きなのかも知れない。それが短時間でも退屈で面白くない時間の縛りから解放されるような気がする・・・・・。


そんな友人が身近にいたり、そんな時間をお互い愉しめる関係があるならばそれはすごく幸運なことだと思う。





「いや~ 本当にコーヒーっていいもんですね」    (水野晴郎ふうに)




・・・・・・・・・・・・。








最後に、経営者という責任感から、自分に厳しいノルマを課せ、それを達成し継続していくその姿勢は


 人間として社長を尊敬します!!




そして




 ボンクラには無理です!!!!!!




そんでもって、すみません社長!



















 
 
 
 

タリーズのコーヒー飲んだことありません!



















長文失礼しました。







知ったような口きくな!な文章があったかもしれませんが、




自分を棚に上げて物事を語るのがボンクラなのだよ!!




だからいいのだ!






























     

新潮文庫です。

ほんとはこういう洒落たカフェは苦手です・・・・・。














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