ミュージシャンのライアン・ホラディ(Ryan Holladay)は兄弟で、ここ数年“位置認識”する音楽に取り組んでいる。
この兄弟は昔から音楽活動をしてきたそうだが、最近はアートとテクノロジーが融合した表現に大きな関心があるという。
と聞くと、 “映像と音”による空間演出(プロジェクション・マッピングや3Dによる映像と音楽の演出、ゴリラズや初音ミク等)を思い浮かべてしまうが、この兄弟の場合は違う。
“特定の場所の為の音楽”
彼らは子どもの時、セントラルパークで『ゲート展』を体感した。
『ザ・ゲート・プロジェクト』は、簡単に言ってしまえば、7500本を超えるゲート(門)を、ニューヨークのセントラル・パーク内の遊歩道に設置するというもの。
「それは、芝生から離れて遊歩道を歩きゲートを通り抜ける人々にとって、暖かい影を創り出す金色の天井になり、セントラル・パーク周辺のビルから見ると、葉のない枝の隙間から現れては消える金色の川のように見え、歩道の形を強調するだろう。」
この体験に“何か”を感じた彼ら兄弟は考えた、
「風景の為の音楽が作れないか」
ゲートが “場所との対話” を意識したのと同じように・・・・・・
そして彼らは風景と位置と音楽の組み合わせを、『ゲート・プロジェクト』と同じ、セントラル・パークで実現した。
多感な時期の経験が、素晴らしい体験を我々に提供してくれる発想の原点であることは希有な例ではない。 必然だ。
“特定の場所の為の音楽”とは?
簡単に言うと GPSの位置情報と音楽の組合せ のこと。
つまり、ある場所に行くとその場所に対応した音楽が流れるというものだ。
(3:42から)
彼らが素晴らしいのは、その場所でしか聴けないと “限定” したところにある。
映像だけでは良さが十分に伝わらない。
行ってみないと本当の良さは分からない。
だから “音楽” と “その場所” は切り離せないんだ。
企業が 「CDやMP3で出さないか?」 という声に耳を傾けない理由を彼らはこのように説明する。
この姿勢はとても大切だ。 子ども時代に感動した体験を自分たちの形で提供(共有)することが目的なのだから。
この兄弟は次に ハイウェイ全体 を音楽と組み合わせる開発に取り組んでいる。
なんとも夢のある話だ。
世界に面白いことはまだまだあるぜ!
こうした情報は元気と夢を与えてくれる。 同じ時代を生きつつ、普通では決して出会うことのない才能ある人々のエネルギーを突きつけてくれる。
そのような情報を目にし、俺もまた世界へと飛び立ち、様々な国の人々の波の中に埋もれてみたいと思いつつ、この一年過ごしてしまった。
キャリアの転換を迫られた時に人は、自分自身を狭く限定してしまう。
「自己限定」 の落とし穴に陥ってしまうらしい。
学生時代と違い、「夢や理想を実現できるはず!」と、目標を抱く余裕を持てるほど仕事は甘くないと、不必要に敷居を高くしていた。
恐かった。未知だったし。こんな衝動を持ってるような人間は淘汰されるもんだと思っていた。だから見なかったことにしていた。
そんな必要はなかった。 自分のバイタリティを殺していた。 モチベーション返せこの野郎。
俺の行動力を舐めんなよ!
妻のフランス人美術家、ジャンヌ=クロード(Jeanne-Claude Denat de Guillebon)とともに「クリスト&ジャンヌ=クロード」(Christo and Jeanne-Claude)の名で活動している。
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ジョージ・ウォーカー・ブッシュ
(George Walker Bush 1946 ~)
第43代アメリカ合衆国大統領。 俺たちのアイドル。
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